家建てます!ブログ

滋賀県で高気密、高断熱の家を建てる記録。

102話 住んで1年経った高気密高断熱住宅レビュー


去年11月末頃からこの家に住み始めて、早いものでもう1年が経ちました。
1年暮らしてみた今、四季を通して感じた事、体感などを書いていこうと思います。


家の基本データ
C値0.08(中間検査時)
UA値0.28
全館空調、24時間3種換気、24時間エアコン2台稼働(各階1台)、冬のみ加湿器。


冬の我が家。
ここは省エネ地域区分で言うと5地域。
12~2月には雪がひと冬に3回ほど朝から昼頃まで数センチほど積もった。
部屋の温度は21~21.5℃あたりに設定。
温かい空気は上へ上っていく。
エアコンは1階を暖め、その熱を2階へと回す。2階寝室のエアコンもゆるゆる回しておく。
湿度は加湿器を24時間回して45~55%(絶対量8.5g/m3)
部屋にいると快適。
でも外出してから玄関ドアを開けると、ちょっとムワッとする。
ひと冬、夏布団で寝ていた。
朝起きると窓の外側だけ結露している(室内側は結露なし)不思議~。
吹き抜け南側の窓から午前中差し込んだ太陽光の日射取得でリビングはポカポカ。
エアコン代に関しては前に住んでいた築35年の家12畳を日中のみ暖房で使っていた金額とほぼ同じくらいで全館暖房。支払い金額は変わらないけど、QOLは上がった。


春の我が家。
3~6月は、窓を開けずゆるゆるとエアコンを回している状態。
(5月上旬まで暖房。そこからは冷房に切り替え)
エアコンは常に稼働している状態。
基本的に温度設定は27~28℃くらい。
夏に近づくにつれ、26℃くらいへ。
日差しが強くなるごとに朝21~22℃だったのが昼前までには2階は27℃にもなって、早すぎる冷房を稼働。
リビングの大開口窓のアウターシェードや吹き抜けのローススクリーンカーテンを降ろして、サーキュレーターを2階で回したり、空気の流れを作る為に換気扇の流量をフィルターの厚みで変えたりして、試行錯誤していた。


夏の我が家。
7~9月はもう、太陽光が我が家にどれだけ影響を与えているのかを思い知った。
冬、春の恩恵はどこへやら夏の太陽はもう、ジリジリメラメラ!
朝起きてアウターシェードを降ろす。
それでもまだ入ってくる光で部屋は明るい。もう、びっくり!
エアコンの設定温度は26.5℃
冷たい空気は下へ下がっていく。
2階のエアコンを少し強めにして冷たい空気を1階へと回していく。1階リビングのエアコンもしっかり回しておく。
2階は日当たりも良くて若干暑いけど、我が家は2重屋根。めちゃくちゃ暑くはならない。
半年この家で暮らしてみると、0.5℃の室温の差に敏感になってしまって、ちょっと下がっただけで寒く感じるし、0.5℃上がったら汗をかいてしまう。
そんな贅沢な体になってしまった。。。


秋の我が家。
10~11月。
窓を開けずエアコンをゆるゆると回している。春秋のエアコン代は2台で一日10~50円くらい。
最初は1年中エアコンつけっぱなしに何となく抵抗があったけど、私達ほぼ家にいるし、急に冷え込んで風邪ひくよりも1日10円20円なら気にしないでいいレベルかなって思った。


今は日によって午前中に室温が25℃を超えたらアウターシェードを降ろす。
逆に寒い日にはできるだけ光を取り入れるべく、シェード類は開けておく。
この細々とした環境を整える動作がちょっと楽しい。
四季の感じられないこの家での、四季の移り変わりを体感できる作業(笑)



結露について。


まずは結露のメカニズムを。


単板ガラスの場合。
外の気温が6℃。部屋の中の気温が22℃とする。
その場合、単板ガラスの温度は内側も外側も外と同じ6℃になる。
そして6℃のガラスと22℃の室内空気が触れると、温度差で結露する。


我が家(トリプルガラス)の場合。
外が6℃の時、室内が22℃、上記と同条件で比較する。
三重構造のガラスの一番外側は6℃。
室内側のガラスは外と断熱されているから室温と同じくほぼ22℃。
室温と同じ22℃のガラスは温度差が少ないため結露しない。 
よって、室内は結露しない。


外側結露について。
外側のガラスやウッドデッキの結露について。
日中に暖められた大気がたっぷりの水蒸気を含み、夜を迎える。
例えば日中の水蒸気量が8g/m3、気温が18℃の場合、湿度は50%。
朝の気温6℃の場合湿度100%の飽和水蒸気量が7.3g/m3。
日中8gから朝7.3gの差の分の水蒸気が結露として温度の低い金属部分やガラスなどに付く。
これが朝の外結露の正体。
【飽和水蒸気量とは:1m3に存在できる水蒸気の量をグラムで表したもの】


■■結露について■■
オット監修、ヨメ外側結露について、なんとなくしか分からず(笑)



一年を通しての感想。
なんだかエアコンの温度設定や加湿器、シェードの上げ下ろし、換気扇で空気の流れのコントロールと、結構手のかかる家かな。
その分、快適に調節ができるし、手がかかる分だけ愛着も湧いてきた。


なんだかんだ言って、自慢の我が家。
一年経っても、暮らし始めた日の気持ちと同じ。


キッチン、家電、家具、壁紙、照明。
一般的にこだわるオシャレポイントには、ほぼ興味なくてほぼ標準仕様。


家具は作っちゃうわ、照明は前宅のシーリングライトを持ち込むわ、こだわりがある人にとっては、新築台無し~な我が家(笑)
その代わり、気密断熱、ランニングコストに関してはコダワリまくった。


物が多いわりに収納は少ないけど、きちんと各々の場所に収まっていて掃除の邪魔にはならない。一年前と比べてもすっきりきれいを維持できている。


昼過ぎにウッドデッキに折り畳み座椅子を出して、茉莉花茶を淹れてのんびりお茶するのがこの秋のマイブームだった。
寒くなったら温かい我が家に戻る。
夏が過ぎて風が涼しくなった気持ちの良い庭。
そして、ちょっと肌寒さを感じてからの温かい我が家。
その対比がすごく好き。



冬に電気毛布を出してきて、ウッドデッキで、おでんを企んでいたりします。
そんなに人目を気にせず、広々とした景色が楽しめる庭だからこそ。
変かな(笑)
サムサムのハフハフ。
絶対楽しいと思うのよね。



で、次の日やりました(笑)



外壁付けのコンセントから電気鍋とひざ掛け用に電気毛布をオン。
関西風の透明に近い旨味たっぷりお出汁、とろぷる牛スジにしみしみ大根。


はっ(゚д゚)! 餅巾着買うの忘れたぁ!!

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