家建てます!ブログ

滋賀県で高気密、高断熱の家を建てる記録。

44話 土台・大引き・ネオマ・ネダノン!

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いままでのあらすじ。
2019年11月。
オットが突然引っ越しだ!と宣言。
大阪ど真ん中からのんびり田舎暮らしへ。
オット両親、ヨメの4人の2世帯2軒で滋賀南部へ移住計画。
両親はひと足先に移住完了。
その近くの我が家予定地で工事が始まった。
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着工から29日目。


土台搬入した次の日。
オットとワタシ、張り切りすぎて作業開始より1時間も前に着いちゃった。
キャンプ用の折り畳みイスを作業の邪魔にならない庭部分に設置して基礎だけの我が家を眺める。


草ボーボーだった時に糸を張って家の敷地面積のざっくりした感じをイメージしてたんだけど、その時の感想は
「せまっ!!」だったのだ。こんな狭いところに住むの?3歩歩けばリビング横切っちゃうよ!?
そう思ってたけど、いざ基礎が出来上がってくると何だか広く見えてきた。


あれあれ?不思議だなぁ。あんなに狭いって思ってたのに。
昨日棟梁にそう言うと、上棟が終わって家の形ができあがるともっと広く感じますよ、と、教えてもらった。
へー!!目の錯覚って不思議。


さて、長谷川さんが来て、棟梁が来て、現場監督稲田さんがやってきた。
今日は一気に床が出来上がるよ!


作業が始まってうろうろと写真を撮っていたところでマッチョ外構屋さん登場。
前回は工務店で打合せしたけど、今回は現場を見ながらの方が分かりやすいでしょう、と言って下さったので、現場まで来てもらったのだ。


前回お伝えした箇所の見積もり書。
ここは私の担当。
おおお。。。結構な金額になっちゃった~(;゚Д゚)
コンクリ敷くと高いのねー。
あと、前回から変更点が何か所かあって、
北側通路を一部土にして日陰植物(フキや茗荷とか)を植えたいな。
義実家の北側通路で茗荷が生えているのがいいなって思ったのです。
自宅で大好きな茗荷を収穫出来たらうれしい。


駐車場のコンクリが雨雪の日に滑るかも問題にも色々悩んだけど、ハケ引きという表面をちょっとザラッとした加工にしてもらう事にした。
汚れが付きやすいかなって思ったけど、一年に何回かケルヒャーしたら大丈夫らしい。
ケルヒャー買わなきゃ!


あと、地面の高さまで砂を入れてもらう事やその砂が隣地に流れ出さないように土留めをどうするか、また見積もりを作り直してもらう事になった。


私の何年か分の貯金が一気に消えていく~。
また頑張って働かなきゃね。。。


マッチョ外構屋さんを見送ると大工作業は基礎と土台をアンカーボルトを通してねじ止めする作業に入っていた。
うちは剛床工法なので、ねじ頭は木材の天板より上に出ない。
棟梁がかなりテンションをかけて専用のボルトを土台に打ち込んでいる。土台はスッキリきれい。



これで台風が来ても、地震が来てもビクともしないわ!


次は大引。
土台は基礎の立ち上がりに乗っかっている太い木。
大引は土台と土台の間に下にコンクリ台のないところの土台と同じ太さの木。


大引の下には何もないから、ここって構造的に弱いんじゃない?
そう思ってたら、鋼製束という、つっかえ棒みたいなのを下にたくさん入れていく。




大引にねじ止めしていって、コンクリ側にはコーキング材をムニュっと塗っていく。



頑丈な家がだんだん形になっていってうれしい。


大引の次はネオマ。
ネオマというのは発泡スチロールみたいな断熱材で我が家には超分厚い95mmを敷いてもらう事になっている。
土台と大引で区切られた四角い部分に支える金具を仕込んで、そこにネオマをはめ込んでいく。
ネオマはあらかじめ既定の大きさにカットされてて配置場所の暗号が書いてあって、暗号解読書まである。
稲田さんが解読書を片手にネオマの山から続き番号を3枚ほど取り出して「56番はそっち」とか指示している。


※画像は加工してあります。


棟梁と長谷川さんがネオマを指定された場所へ運んで行ってすぽっとはめ込んでいく。


これが絶妙ピッタリで、まるで質の良い茶筒の蓋がスーっと閉まっていくように、スポーっと入っていく。
稲田さんが「プレカット、棟梁の次に正確!」とか言ってる。
長谷川さんは「もー暑いのになに言ってるんすか、この人」って顔してる。。。
稲田さんの冗談は若者には通じないようだ(笑)


ネオマが全部収まると土台に床面が出現した。
おおお、基礎だけの状態よりまた広く思えてきた。
うん、多分基礎から床面設置で広く感じたのが、柱が出来ると今度は狭く感じて、壁が出来るとまた広く感じて、最終的に家具を運び込むと狭くなっちゃうんだろうな。
人間の感覚って不思議。


そうそう。
設計の打ち合わせの時に設計士の戸井田さんがYKKAPW430大開口スライディングを入れる際、下の木が重みで下がってくるのを懸念してくれて、土台にもう一本補強する事になったやつも、今日取り付けてもらった。



下がってくると建付けが悪くなって最悪の場合ドアがスライドしない、という事も考えて戸井田さんが色々調べて下さったのだ。


ネオマが敷かれたら次は「防水・気密テープ」
我が家は床上からの気密なので、ここが肝心。
ピシーッと全部のつなぎ目を塞いでもらう。


建ってしまえば見えなくなってしまう部分もこんなにきれいに仕上げてもらって感謝でいっぱい。
ま、施主がじぃぃ~っと見てるからもあるのかも知れないけれど(笑)


その上に厚さ28mmの合板を敷いていく。




床の工法には大きく分けて「剛床工法」「根太工法」の2種類ある。
「根太工法」は土台、大引に根太という横木を渡してその上に合板、そしてフロア材を乗せていくんだけど、経年でミシミシしちゃうのよね。
今の築30数年の家はこの工法で、玄関ホールの一部がミシミシいう。
今回は「剛床工法」で、分厚いネダノンという名前そのまんまな根太要らずの合板が土台や大引と固定されていて、その上にフロア材、という構造になる。
これで、まるっとしたヨメがどすどす歩いても平気ね♪


さて、今日はここまで。


作業内容は
・土台固定
・大引と鋼製束設置
・ネオマはめ込み
・防水・気密テープ貼り
・ネダノン合板設置


作業してくれた人は
稲田さん
山口棟梁
長谷川さん


この3人で暑い中、稲田さんの冗談をはさみながらほのぼのした現場だった。


最後に木材屋さんのトラックがやってきて、上棟用の柱とかを床の上に置いていった。
そこに雨が降っても大丈夫なように巨大ブルーシートをかけて一日が終了した。


さて、次はいよいよ上棟よっ!



オットが引っ越し宣言した日、
はじまりの日より9か月と4日。

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