57話 中間立ち合い検査
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いままでのあらすじ。
2019年11月。
オットが突然引っ越しだ!と宣言。
大阪ど真ん中からのんびり田舎暮らしへ。
オット両親、ヨメの4人の2世帯2軒で滋賀南部へ移住計画。
両親はひと足先に移住完了。
その近くにフィックスホームに家を建ててもらう事に。
木工事も終わり、だんだんと家の形になってきた。
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着工日から96日。
中間検査に立ち会ってきました。
家は外壁に付いていた足場も外れ、ようやく全貌がみえてきた。
家の中では棟梁が大工仕事の最後に、階段の手すりや扉を取り付けて作業を完了した。
この日は大工工事の完了と同時に、棟梁とお別れの日でもある。
暑い暑い夏の日に始まった工事。
この2か月間かけて私達の家を形にしてくれた。
しっかりとしたいい仕事をしてくれた。
何度も現場へ行って、棟梁の迷いのない仕事ぶりを見させてもらってきた。
ヨメ、棟梁とお別れするのが寂しくてもう、泣きそう。
それくらい、カッコイイ仕事をする人だった。
棟梁、ありがとうございます。
立会検査では、現場監督の稲田さんと一緒に各部屋を回り、コンセント、スイッチなどの位置確認をしながらオットが各部屋の寸法を測っていく。
図面では壁の芯からの値になるので、実測値はちょっと小さくなる。
大きな狂いはないのか、とか、家具を置く時の参考に、と思ってレーザーの測距計で測っていく。
同時に扉の開閉具合、トイレのドアの鍵の動作確認とかも。
扉が付くと、家らしくなってきた。
家の中の吹き抜け部分にずっと作業用の板の足場があったんだけど、それも外されててやっと吹き抜け感を体感できた。
1階部分のAPW430大開口スライディングの上の2階部分にはFIX窓が縦に3枚。
曇りなのに部屋の中が明るい。
そして、空が広いーーー!!!
この吹き抜け感、今度はクロスを貼ったりロールカーテンを取り付けたりするのにまた2日後には足場を組まなくてはならないので、次にまた吹き抜けになるのはもう完成間際になる。
さて。細か~いオット氏。
立ち合い検査、それだけでは終わらない。
通常、施主の立ち合い検査というのは1時間くらいで終わるものらしい。
しかしオット氏、床下にもぐりたいらしい。
床下の基礎の立ち上がりのコンクリにジャンカ(しっかり詰まってないところ)が無いか、色々チェックしたいらしい。
あらかじめ昨日にちょっと時間かかると思います。と、稲田さんには心の準備をしてもらっている。
事前に作っておいた板にコロの付いた台車のようなものを持って床下収納の箱を取って床下へ入って行く。
持って入った板に腹ばいに乗ってサーフィンのように?亀のように?床下を転がって移動していく。
真っ暗で何も見えなくなったらパニックになっちゃうので、ヘッドライトともう一つ、ハンディなライトとカメラを持ってなにやら写真をバシバシ撮って戻ってきた。
オット:いやー、楽しかった♪
なんだか、地底探検みたいでオットの少年心をくすぐったらしい。
ヨメにはなーんにもわからないけど、ま、オットが楽しかったのならいいよ~。
上がってきてから稲田さんに写真を見てもらいながらここをこうして欲しい、これを片付けてて欲しい、とか色々言ってる。
それと、床下のガードを付ける前に紛れ込んだのかGが一匹ひっくり返っていたらしい。
…それは撤去しといてね。
稲田さん、絶対「細かっ!」って思っているはず。
でも実はクロスや建具の傷とかには無頓着だったりするんです。
どーせ、私達や猫達であっという間に傷なんてついちゃうからね。
でも、床下にGの死骸が転がっているのはイヤー(>_<)
そんなこんなで無事中間立ち合い検査も終わり、
家づくり、ラストスパートに入ってきました!
この後の予定。
・内部足場設営
・クロス貼り
・ロールカーテン取り付け
・キッチン搬入
あと、1か月くらいで完成予定!
オットが引っ越し宣言した日、
はじまりの日より11か月と10日。