家建てます!ブログ

滋賀県で高気密、高断熱の家を建てる記録。

【オット小話】 冬の日射取得を考える ③各地の冬の長さ

一月のデータが出たので、あとは、冬の期間を考えていく必要があります。
初めの計算では一律同じ期間(2.7カ月)でやってみましたが、ハタと気づいたんですよ。


大阪と北海道、どう考えても暖房を必要な期間、違くね?


日本は縦に長いですから、いろんな気候があるわけです。
冬といっても「何度から暖房必要か」なんてわかりません。


大阪は5月に暖房するわけないですが、北海道は夏近くでも暖房いる時あるやんって。
そこで、今回の計算では「平均気温が23℃以下の場合」暖房を使用するものとします。


計算方法は次のようにします。


1.1年の平均気温を取り出して、23℃からの温度差をK(温度差)とする。
2.各月ごとの予想COPを算出する。
3.年間の必要電気量を出し、1月の何倍あるかを期間の係数として算出する。


ここまで考えて、気が付いちゃったんです。
これ、23か所×12か月の日射量の計算、12か月の各月のCOP計算。
それだけじゃなくて、各地の気温に日照時間、南中高度に冷暖房費の計算。
あれ。1年分全部いるんじゃね?


え、23か所のデータを1年分全部集める?


…できらあっ!!(涙目)






一から全部揃えました。
たいへんだったです。


表ばっかりで面白味はありませんが、いろいろやっております。
参考になればいいなで、とりあえず公開です。


出来る範囲で推測含め、数値を入れて出たのがこちら。


全国の2011~2020年の10年平均気温 ※一部期間短いです


全国の2011~2020年の10年平均日照時間 ※一部期間短いです


23℃からの気温差(K)から、家から逃げる熱量を計算して、一月に必要なエネルギー量を算出した表がこちらです。赤字は冷房期間ですね。




気温差からCOPを推測して。。。
COPの冷房時のデータは見当たらなかったので、暖房と同じ傾きと切片を。



日射取得のない状態での冷暖房費を予測!!




1月の暖房費をもとにして、合計したら、こんなイメージ。
ついでに冷房費も算出。



というわけで、結論!
北海道は6カ月近く。
本州で5カ月強。
石垣市で約4か月。
1月と同等の暖房費が必要になるようです。


次回は、算出した全国の日射量(1㎡当たり)をグラフで出していきます。

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