さて、今回もこちらのサイトを参考に話を進めます。 今回は「毎年家って何軒くらい建ってるの?」という推移を調べたいと思います。 記者発表資料っていうのがありますので、そちらのデータをあたったのがこちらの表となります。 単位は「千軒」となります。 積み上げグラフにするとこうで。 折れ線グラフだと、こん... 続きをみる
オット小話のブログ記事
オット小話(ムラゴンブログ全体)-
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前回までの話がこちらです。 さて、「賃貸物件についての予測をします」、と書いたものの、ワタクシ別にその業界の人間ではありません。 泥縄ですが、それっぽいキーワードで検索してみます。 建物の構造別で建設費を比較するひとつの有益な資料としては国土交通省による「建築着工統計調査」(※1)があります。これ... 続きをみる
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前回のブログでは、こう書きました。 「労働者が減る以上、賃貸物件が減っていく」 この理由を今回は書いていこうかと思ったのですが、順番に考えを書こうとすると長くなりすぎました(笑) さて。 先が読めない未来を考える時には、過去の出来事を参考にすると流れが見えてきます。 今回考えるべきは「労働者が減る... 続きをみる
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家を買うのがいいのか、賃貸で借りるのがいいのか。 ネットではよく見るテーマですよね。 前に「お金の面で得する」のはどちらか、という観点から記事を書きました。 ただ、家というのはいろんな側面があって、理解するときに議論がぶれやすいように感じます。 ぱっと思いつく論点を書いていきます。 賃貸派の重視す... 続きをみる
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オットです。 CO2チェッカーをリビングにおいて半年が経ち。 引っ越してきた当初は朝起きたときに480~550ppmくらいだったのですが、最近は700強。 二人でリビングにいると900ppmを超えることも。 何だろうねー。と気づかないふりをしていたのですが くろーばーさんのブログを読んで、重い腰を... 続きをみる
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家の仕様を決めようとしていた、一番最初の頃の話です。 ちょうど2019年から2020年に変わろうとしていた時ですね。 高断熱のキーワードでネットの海を溺れそうになりながら調べていた時に行きついたのがこちらのサイト。 正確にはこちらの記事だったと思います。 新しいブログでは、こちらの記事でしょうか。... 続きをみる
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皆さんも、データを集めて計算してみるのはどうでしょうか。 案外面白いものですよ。 積算温度の電気代分析、流行るといいなあ。 前回のブログでこう書きましたが、こんな面倒なことするのってマニアだけやん。 とはいえ、私もいろんな人の電気代が見てみたい。 ただ、何月に幾らっていうだけではなく一歩分析を進め... 続きをみる
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さあ、それでは今回は新居と旧宅の比較となります。 ただし、データとして使えるのが12月8日~2月16日の71日間と大変中途半端。 大阪のデータも前年同日のデータを使って、足りない分は補正を掛けて数字を出しています。このため、前回のデータ(366日分)とは少しズレが出ています。ご了承ください。 それ... 続きをみる
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前回で月ごとの電気料金は見えてきましたので、今回は気温と電気料金の関係に注目していきたいと思います。 おさらいですが、積算温度の求め方は (最高気温-20)+(最低気温-20)=1日の積算気温としています。 日本の気温が、最高気温42度、最低気温-20度くらいで考えますと、 プラス方向は+35度(... 続きをみる
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月々の電気料金って施主ブログでよく見るけれど、単純に月だけの金額、または電力KWで出されることが多いです。 家のサイズや生活様式、日本のどこかなどのいろいろな要因で変化するので 「結局エアコン代っていくらくらいなの?」 がわかりにくいように思います。 そこで旧宅での2019年7月~2020年6月の... 続きをみる
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さて、前回まで全国23か所でのシミュレーションを行ってきました。 今回は滋賀県の私が住んでいる地域で、実測値と比較はされましたか、とコメントを頂きましたので計算を行ってみました。 表だらけで見づらいと思いますが、計算間違いがないか(例によって他力本願)皆さんの突込みを受ける覚悟で、順々に計算の手順... 続きをみる
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日射取得という言葉の響きは良いことしかないように聞こえます。 ですが忘れてはいけないのがオーバーヒート。 「暖かい」 から 「暑い」 たった数度の上昇で、気持ちいい、という感情が不快に切り替わるのです。 夏の26℃は「気持ちいい」 30℃は「暑い」 冬の18℃は「少し寒い」 冬の22℃は「快適」... 続きをみる
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光シリーズももう何回目なのでしょう。 ようやく終わりが見えてきました。 いよいよメインの計算、冬の日射取得です。 ■各方角の1か月の日射取得(kW/㎡・月)を出す 例:稚内市、1月のAPW430クリア(日射取得型) 日射熱取得率(η値)0.57 U値0.94W/㎡ 南面・1カ月の予想日射取得46... 続きをみる
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もったいぶってもしょうがないので、グラフをどんどん張っていきますよー。 南面の窓に当たる日光量を計算しました。 窓の外側ですからね。ガラスを通って減衰する前のエネルギー量です。 グラフの基本の形はM字形になっています。6月は庇で遮られますので凹むのです。 庇の長さは60cm弱くらいのイメージです。... 続きをみる
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一月のデータが出たので、あとは、冬の期間を考えていく必要があります。 初めの計算では一律同じ期間(2.7カ月)でやってみましたが、ハタと気づいたんですよ。 大阪と北海道、どう考えても暖房を必要な期間、違くね? 日本は縦に長いですから、いろんな気候があるわけです。 冬といっても「何度から暖房必要か」... 続きをみる
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■冬の熱損失を計算する いよいよパッシブデザインの肝、熱損失の計算です。 おさらいの式です。 熱損失(W/㎡・毎時)=外皮面積 × K(気温差)× UA値 気温差、って簡単に言いましたが、いろんな数字があります。 月の最低気温、最高気温があって、やはり一番参考になりそうなのが「月の平均気温」 最低... 続きをみる
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さあ、いよいよパッシブデザインの本領、冬の日射取得について語ってみたいと思います。 落ちてくる日光はタダなんです。 冬の暖房費はどうしても高くつきますよ。 日光で省エネルギーを考えましょう! いい話ばっかりですよね。 で、私は、つい考えちゃうんです。 「ほんまに?」って。はい、へそ曲がりです。 省... 続きをみる
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建て終わったのに、施主ブログを見るのをやめられないオットです。 さて、今回は「家を建てる時の満足感」について書いてみたいと思います。 私の場合ですと、毎日のように呟いているのがこちら。 「誰~この家作ったん? 天才ちゃう?! あ、俺やったわー」(建てたのは棟梁である) こんなお馬鹿発言を繰り返して... 続きをみる
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オットです。新居に引っ越して二か月。 家作りもようやく終わり一時的に脱力してブログから遠ざかっていましたが、そろそろ充電できましたので、また思いついたことを書いていきたいと思います。 ヨメが何度か記事にしていますが、我が家にはCO2測定器があります。 買ったのは家が建つ前、ちょうど一年前くらいでし... 続きをみる
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前回の話では、家賃が20万とか30万とかいう金額になってしまいました。 これでは、「いまワシもっと安い所借りてるんやけど無理なんやろか。。。」 そんな気分になってしまうかもしれません。 わたしとしてもそれは本意ではありません。 それでは、どうすればお値打ち価格で「住みよい家に住めるか」を 割と真剣... 続きをみる
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なんか、このタイトルでしょっちゅうあちこちで皆さんネタにしてる気がするんです。 私もその人気にあやかって、ひとつ考えてみようと思います。 ■大家は儲かるにきまってるだろ まず、大胆に結論から言います。 賃貸が儲からんかったら、誰も賃貸なんてやれへんで。 ヒントはここにあると思ってください。 ---... 続きをみる
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日射取得の計算でね。 いろいろと書いたじゃないですか。 斜辺がどーの。手計算がどうのって。 ソフトが高い(18万円)から、私エクセルでやったわけなんです。 はい、ここまで前振りです。 勘のいいひとはそろそろ気づいてるかと思うんですけど。 いつものように、施主ブログを眺めててですね。 ※ブログ、勝手... 続きをみる
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日射取得、長文書き終わってやれやれと息をついて。 何の気なしに検索掛けたんですよ。思い付きで。 「冬 窓 日射取得 w/m2」 開口部の日射熱取得性能及び断熱性能の評価方法に関する調査 https://www.mlit.go.jp/common/000208396.pdf 調査の面々を眺めてみれば... 続きをみる
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【オット小話】 施主として考えたこと ⑪ なんちゃってパッシブ
ぶっ続きで、太陽の話しか書いていない自分にビックリです。 皆さん、興味を持ってもらえてるのでしょうか。 わからないですけど、今回で日光の話もおしまいです。 いよいよ総まとめ。 ■なんちゃってパッシブを達成するには パッシブデザインの本家は厳しい条件を満たさないと認可が下りませんが、こちらは所詮素人... 続きをみる
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今までは全体の話とか、気候の話とかまあぶっちゃけ推測ばかりの他人事のような話ばかりだったので、話半分で大丈夫なんですが(おい) 今回の話は施主が決めることなので、本当大事ですよ! 設計士さんと話をする前によく考えておかないと、 「こんなはずじゃなかった!」となります。 さて、新築の家を建てるにあた... 続きをみる
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【オット小話】 施主として考えたこと ⑩ 日射取得 地域の特性
前回で日射取得の理論値は出ました。 表にしたものがこちら。 グラフも再掲します。 東西の窓からは、一日当たり10~2月で1,000~1,500W/㎡ (day)。 3月~9月で2,500W/㎡ (day)強。 冬以外の季節で、これをどう避けるかが重要です。 南からは9月~3月で4,000W/㎡ (... 続きをみる
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今回は、今までの計算によってできたグラフを並べていきます。 太陽の高度変化グラフです。赤い線が地上の境目となっています。 月によって、軌跡が違うのが見てとれます。 次に推測した取得エネルギーのグラフです。 4月~9月まで12時付近が下がっているのは、庇による日光遮断ができているということです。概ね... 続きをみる
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さて、前回の計算で「太陽のエネルギー量」が判った!と書きましたが あれは嘘でした。 なぜなら、あの計算式は「外の日当たりが遮られない屋根や庭」の平面の計算式であって 「家の中の、窓を通じて中に入る光のエネルギー量」ではないからです。 つまり、前回の計算で得た知識をもとに、「部屋に差し込んだ光」のエ... 続きをみる
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■日射取得を考える その2 前回太陽定数、という言葉から、太陽エネルギー量については少しづつ見当がついてきました。 もう少し探るべく「太陽定数 cal」 このキーワードで検索したところ、次のサイトが見つかりました。 以下引用です。 太陽光発電の発電特性は、太陽放射特性によって規定される。 まず、... 続きをみる
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■日射取得を考える その1 さあ、いよいよ「なんちゃってパッシブ」についてお話ししたいと思います。 今回自分で文章をまとめていて、うんざりするほど計算が出てきました。 さあ、いつもの誰得シリーズですが始めていきますね。 「パッシブデザイン」 素敵な響きですよね。 ・冬の太陽光を南の窓から取り入れて... 続きをみる
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■施工面積当たりのUA値を考える 前回は数字だらけのマニアック話になりましたが、今回はUA値の計算になりますので、もう一段誰得な話になっている気もします。 オットのうんちく、ということで興味ない人はスルー推奨です。 UA値の計算に必要なのは、断熱材の熱伝導率です。 グラスウール0.038とか書いて... 続きをみる
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■施工面積単価を考える UA値を考えるときに気になるのは費用対効果。 例えば30坪の2階建て、と簡略化して考えてみましょう。 7m四方の正方形の家をサンプルで出すと、概算できます。 1.断熱の面積を算出する 床 7×7=49 切り上げて50㎡ 天井 同上 50㎡ 壁 4面あるので ... 続きをみる
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■UA値を計算する 滋賀県の地域区分は5~6ですが、私が住む地域は山手、雪が降ると聞いています。 京都の天気も知っているのですが、山間部はとにかく寒いです。 山が西側にあるということは、日が沈むのも早い。 そして山の天気は変わりやすいので、冬場の日照も期待しないほうがいい。 このあたり、北陸の鉛色... 続きをみる
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■気密について C値について 0.5目標で、できれば0.3くらいならいいな、ぐらいのふわっとしたイメージでした。 剛床、壁耐力壁、屋根野地板の面で気密を取ります。気密テープです。 そう設計の戸井田さんから説明を受けて、こちらとしてはよろしくお願いします、それ以外にこれといった意見はなかったですね。... 続きをみる
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■間取りについて 建築ブログや、施主ブログでどこでも書いていますが 「自分でファーストプランを書いていくのはやめろ」 このタブー、私は知らずに思いっきりやっちゃってます。 なぜかって? 我が強いからではないでしょうか(遠い目) 土地は先に押さえたので、この土地から逆算して、家を想像します。 間口か... 続きをみる
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家のコンセプトは、 1.長持ちすること 2.交換が簡単な事 3.地震に強い事 4.冬暖かい事 5.東側の風景が見渡せること これらを頭において、家の設計を考えました。 実際に話を聞く前に、まずは知識をため込むこと。 ということで、本、インターネットをとにかく読み漁ります。そこから取捨選択です。 設... 続きをみる
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えー、オットです。 唐突ですが、ここで我が家のスペックを公開したいと思います。 高気密高断熱ジャンルに登録しておきながら、このあたりを発表してないのはだめですよね。 というわけで早速、スペック紹介です。 工法:在来工法/ベタ基礎 断熱:屋根断熱/床断熱 家のサイズ: 8*8.5コマ(910mm) ... 続きをみる
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考えるのが楽しいか、苦痛、面倒と思うか これに尽きるかと思います。 自分の望み、夢、希望、そういったふわふわしたものを考え続け なおかつ予算に打ちのめされ 業者さんと交渉し しかも自分の勘違いや思い違いから失敗が明らかになる。 そういったものすべてを「しょうがないか」「楽しかった」 そういう風に流... 続きをみる
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今回は家の価格について書いていきたいと思います。 まずは、必要最低限の性能を持った家の価格を算出してみます。 近年、大工さんの工賃が上がってきているのと、輸入建材の値上がりで 坪単価25万円、というようなローコスト住宅は望めなくなりつつあるようです。 ※2020年現在聞いた話です。 そうなると家の... 続きをみる
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今回は土地の価格について考えてみます。 不便-平均-便利 というおおざっぱな三つに区分けをすれば 土地の価格はこんなイメージになるのではないでしょうか(2020年現在) ・5大都市圏内 平均坪120万 (関東圏・関西圏・名古屋・博多・仙台・札幌) ・地方都市 平均坪60万 県庁所在地 ・田舎... 続きをみる
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新居って響きはやばいです。 何がやばいって夢と希望が目いっぱい広がるところ。 庭は広くして、ガーデニングして お風呂にはテレビとスピーカー 吹き抜けとサンルーム パーティのできる広いリビング、キッチンに 親が来ても大丈夫な和室 花火の見える場所に、広いベランダ で、これを現実に落とし込むとこうなり... 続きをみる
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具体的な家のイメージを作る前に、何が可能で不可能か、という ラインを見ておかないと、夢が実現できずにがっかりすることが増えてしまいます。 まずは予算の割り振りです。 細かい数字をチェックする、というよりも、 どのくらいを、どこに使うのか、という話し合いのためのたたき台、というものを作りましょう。 ... 続きをみる
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いいものは、高い。 珍しいものは、高い。 せっかくの新築。あれもこれもと夢は膨らみます。 しかし、予算は限られているのに気にしなければいけないところは無数にあります。 土地 ・ロケーション ・日当たり ・広さ ・災害 住宅 外観 ・デザイン/見た目 ・最新モデルかどうか ・カラーバリエーション ・... 続きをみる
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勉強を始めると、ありとあらゆる情報が流れ込んできます。 断熱材の種類と特色 基礎のコンクリートの立ち上げ 白蟻の防除方法 階段の傾斜 屋根の雨もり、切妻と片流れ 太陽光発電はもう遅いのか ZEH取得するとお得かそうじゃないか で、5ちゃんねるを見ているかのように派閥があり、お互いにけなしあう 悪夢... 続きをみる
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家を建てる、そう決まった後の話です。 最初は何のこだわりもなかったんですよ。 今住んでる家は中古の家。 それを自分でリフォームして住んでるわけで えーなんというか、「ザ・昭和」って感じの間取り。 玄関は引き戸の両開き。 トイレはタイルが張ってあって和室が4部屋もあるような。 でもそれって、実家にも... 続きをみる
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ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー いままでのあらすじ。 2019年11月。 オットが突然引っ越しだ!と宣言。 大阪ど真ん中からのんびり田舎暮らしへ。 オット両親、ヨメの4人の2世帯2軒で滋賀南部で家探し。 チチハハの住む家は決まった。その近く、 我が家予定地は建築屋さんに5社相見積もり... 続きをみる
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ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー いままでのあらすじ。 2019年11月。 オットが突然引っ越しだ!と宣言。 大阪ど真ん中からのんびり田舎暮らしへ。 オット両親、ヨメの4人の2世帯2軒で滋賀南部で家探し。 内覧後、チチは気に入ってすぐにでも引っ越したい。 我が家予定地はまだまだ金額も定... 続きをみる