家建てます!ブログ

滋賀県で高気密、高断熱の家を建てる記録。

66話 引っ越しは…、アーッ!(大阪編)

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いままでのあらすじ。
2019年11月。
オットが突然引っ越しだ!と宣言。
大阪ど真ん中からのんびり田舎暮らしへ。
オット両親、ヨメの4人の2世帯2軒で滋賀南部へ移住。
2020年11月、コダワリの我が家が完成。
高気密・高断熱住宅を建て、住み始めてからの記録。
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高気密・高断熱住宅に住み始めるまであと1日。


我が家、なんせ趣味が多く荷物が多い。
大阪の家は収納が多くてみっちりしまい込んでいるものがたくさんある。
それが出しても出しても、もりもり出てくる。
滋賀の家は今までよりほんの少し広くなるけど、収納スペースは大幅に狭くなる。


【ヨメ】オット~、これどうするの?捨てる?持ってく?
人のものは勝手に捨てられず本人に聞くのだけど、
【オット】それは…、向こうに行ってから考えるから入れといて~。
「保留」がたくさん出てくる。


そういうヨメも多分いらないものを迷いなく段ボールに詰めていく。
間取りが全然違うから、入れる場所を想定して段ボールに置き場所を書いていくんだけど、
明らかに「2F奥段ボール」が多すぎる。
これでは2F奥のクローゼットの倍くらいある…(笑)
整理整頓上手なオットハハからは「断捨離するのよ」と言われているけど…、それが出来たらこんな惨事にはなっていないのだよ。


うーん、困ったねぇ。
これさぁ、今考えるのやめない?
そうねぇ。また後で考えよう。
そうやって問題は先送りにされていき、どう見てもいらないものがみっちり詰め込まれた段ボールが積みあがっていく。


荷物は「宵積み」と言って、夕方積み込んで翌朝搬入する。
前日の夜、段ボールがうず高く積まれた大阪の家で最後の夜を過ごす。


【オット】ヨメちゃん、寝れそう?
【ヨメ】ぜんっっぜん、寝れない。


真っ暗な中目を閉じると、この家での思い出が走馬灯のようによぎっていく。
壁やフローリングは自分たちでリフォームした。
新しいキッチン、お風呂、洗面台を入れて、2Fはホームシアターにしていっぱい映画を見たなぁ。
この家は建売り業者さんに売れて、更地にして新しく家を建てるらしい。
いい思い出をたくさんありがとうね。
いるのかどうか分からないけど、家の神様に心の中でお礼を言う。


翌日、引っ越し屋さんが積み込むのを見届けて、照明器具を外して車に積み込む。
そして、真っ暗になった家の玄関でオットと一緒に「ありがとうございました」を言って鍵を閉めた。


この一年、何回この道を往復しただろう。
実家が5月に引っ越したのもあって、実家の用事と家の進捗具合を見に、本当に何度何度も往復した。
もう、往復しなくてもいいのね。
やっと終わった。というホッとした気持ちと、思い出いっぱいの大阪を離れる悲しさとが混ざって、もう、わけわかんない。


とにかく言える事は、やっと終わったのだ。

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