家建てます!ブログ

滋賀県で高気密、高断熱の家を建てる記録。

76話 価値観の相違

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いままでのあらすじ。
2019年11月。
オットが突然引っ越しだ!と宣言。
大阪ど真ん中からのんびり田舎暮らしへ。
オット両親、ヨメの4人の2世帯2軒で滋賀南部へ移住。
2020年11月、コダワリの我が家が完成。
高気密・高断熱住宅を建て、住み始めてからの記録。
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高気密・高断熱住宅に住み始めて1か月と24日目。


価値観の相違による破局。
よく耳にするよね。


うん。価値観大事。



さて、私達夫婦。



ええっ、破局!?


ではないのですよ。



喧嘩もあんまりしないのんびり夫婦ですからね。


いやいや、お友達間の価値観の相違ってやつですよ。


「家建ててるの」


そう言うと「わぁー、すごーい! で、どこのハウスメーカー?」って聞かれる。
うーん、困るんだよな。大手さんではオットのコダワリは規格外だった事とか、滋賀に拠点を置くフィックスホームの皆さんが、どれだけ丁寧できめ細やかな対応をして下さったかは、一行では伝えきれないのだ。
「滋賀の工務店さんで建ててもらったんだよ~」
そういうと、会話は「ふーん」で終わっちゃう。
ああ、もどかしいっ!!


「吹き抜けがあるんだよ」


そう言うと「えっ、吹き抜けって寒いんじゃ…」って心配される。
そこでやっと「高気密、高断熱だから寒くないんだよ~」
そう言うと、初めて聞いた言葉に戸惑ってやっぱり「ふーん」で会話終了。


そこで友達が話題を考えてくれて「家具とかカーテンとか選ぶの大変だよね」って言ってくれる。
うーん。我が家、家具は殆ど前の家からのものを使っている。もしくはオットDIY家具。
カーテンは1枚もない。アウターシェードがいくつか。それと白い無地のロールスクリーンが何枚かだけ。
「家具は新調しなくって、カーテンはないんだよ~」
友達はもう言葉を失ってしまう。


友よ、ごめんね。
色んな話が出来てずーっと話してても飽きない友達が何人かいるけど、やっぱり家の話題は鬼門だわ。


オットからも「自慢になるような事は喋らない方がいいよ」って言われている。
うん。
自慢にならないように、窓が全部3重とか、壁厚が20cmあるとか、全館空調とか、床下には95mmのぶあつい断熱材が入ってるとか、真冬に夏布団一枚で寝てるとか、屋根が2重だとか、なんとなくパッシブだとか、C値が0.08だったとか、言わないように気を付けてるんだけど…。


でも、共感は得れないんだろうなぁ。
それよりもうちょっとオシャレなCM打ってるハウスメーカーさんで、ペニンシュラキッチンで、ナンチャラのペンダントライトで、無垢床で、っていう方が聞いてて安心するんだろうなぁ。


もちろん色んな選択肢にメリット・デメリットがあって、その中でも我が家はコダワリポイントが世間とはズレまくっているので共感してくれる人は多分少数派だと思う。


そんなわけで、友達に家の話を聞かれるとすごく困っちゃうのだ。


価値観って難しい。。。

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