家建てます!ブログ

滋賀県で高気密、高断熱の家を建てる記録。

31話 キッチンへの偏ったコダワリ

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いままでのあらすじ。
2019年11月。
オットが突然引っ越しだ!と宣言。
大阪ど真ん中からのんびり田舎暮らしへ。
オット両親、ヨメの4人の2世帯2軒で滋賀南部へ移住計画。
両親はひと足先に移住完了。その近くの我が家予定地に
家を建ててくれる工務店と打ち合わせを重ねてきているところ。
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前回のブログ(30話)では、サラッとキッチンの話をしたけど、
もうちょっとコダワリ部分のお話を書きます。


キッチン。
女の城。
新築、リフォーム時には奥様方の夢と欲望と煩悩をみっちり詰め込んで考えられると思います。
ですが、我が家、ちょっと変わっています。


確かにショールームで見たみたいなスタイリッシュなキッチンも素敵だけど、
個人、個人の使い方って違うと思う。


カウンター型、アイランド型が最近の一般的な感じだと思う。
冷蔵庫開けて食材取り出してクルッと振り向いたらシンク。
調理してクルッと食器棚、そしてカウンターから、はい出来上がり~。
動線が少なく、省スペース。


しかし我が家、昔ながらの壁に面した「I型」というやつです。
オットもヨメも自宅で仕事をしているので、24時間ずぅぅ~っと一緒。
ラブラブ? うらやましい?
いえいえ、自粛期間中に皆さんも思い知ったハズです。


そうなんです。


大人2人、毎日3食 いるんです。 はい。


夫婦2人。子供がいないから全然ラクなんだけど、それでも色々大変なんです。
うん。大変なのは主にオットだけど。


ヨメは基本的にぐーたらで大雑把。
オットはコダワリ強くて、神経質。食に対するコダワリも結構ある。
2人とも一人暮らし、自炊生活が長かったので、料理スキルはそんなに変わらない。
で、ヨメの雑な家事を見かねてオットが家事全般ほぼ2/3くらいやってます。


そんなわけで我が家では決して細くはない、どちらかと言えば、まるっとした大人2人がキッチンに立ちます。
何となく役割は決まっていて、雑でも構わない部分の野菜を切ったり、器の準備をしたりするのはヨメ。
鍋やフライパンの前で色々繊細な味付けしたりするのはオット。
…たまにヨメが味付けすると、田舎のおばあちゃんみたいな高血圧まっしぐらなこっくり濃い甘いのになる。
まな板や包丁、下ごしらえで使ったボウルなど、すぐに洗いたいもの、食洗器には入れにくいものは、オットが調理中にヨメがパパッと手洗い。
食べ終わった食器類はオットが1日分をまとめて食洗器に突っ込んでいって寝る前にスイッチオン。


キッチンを大人2人うろうろするわけだから、移動する時は「いったん後ろに下がってから横に動く」が基本形。
ボウルや包丁の入ってある扉の前に相手が立ってたら、どいて欲しい側のオシリをトントン。
あ、包丁いるのね。ハイハイ。って横にちょっと移動する。


さて。これがカウンターの中のスペースでまるっとした大人2人立ったら結構お互いが邪魔よね(笑)
カタログみたいなオッシャレ~なアイランドキッチン…。
憧れるけど、我が家では無理だよね。。。


なので壁に面したキッチン。
キッチン前は2mくらいは確保しています。場所によってはもっとあるかも。
そのあたりを大人2人が前後左右にうろうろする感じ。


オットもヨメも今までの人生、結構引っ越しを繰り返していて、結構小さいキッチンで色々作ってきた。
コンロが一口しかなかったり、シンクも小さかったり。
でも、そんなに困る事ってなかった。


フルコースを毎日作るのでなければ、とにかく鍋が加熱できて、水が出ればオッケー。
というのがベースにあるので、そんなにキッチンにはハイテクやオシャレを求めていない。


そのかわり唯一ヨメがコダワリたかったのは、スッキリ収納。


お家によってキッチンは色々だけど、ヨメは調理台やダイニングテーブルの上に一切物を置きたくない主義。


今のキッチンは調理台にまな板立てがひとつ。まな板は各用途ごとに3枚。
コンロ奥に鍋、フライパン用のフタ、コンロ横に300mlくらいのオイルポット。
食洗器で殆どの洗い物をしちゃうので、少量の手洗いしたものはシンクの中の水切りかごに入れる。一日の終わりには棚に戻して、かごは空にする。
シンクには三角コーナーも置かない。直接ゴミ箱にポイ。


シンク内の水切りかごはこんな感じ。

※適当な拾い画


これだと、場所も取らないし、水切りもシンク内で完結するので合理的なのだけど、
このカゴの下のシンクが結構汚れる。というか、目に入りにくくて掃除がしにくい。
そこだけがマイナスポイントだった。


そこで新しいキッチンには吊り戸の下から出てくる水切りラックを採用した。
こういうやつ。

LIXIL HPより引用


シンクが広々したわ~(*´▽`*)ノ


そして今まで両開き戸だった収納スペースも今回引き出し式が標準装備だったので、
まな板も収納出来るようになった。


調理スペースがスッキリしたわ~(*´▽`*)ノ


そして、調理スペースの上の吊り戸の下には調味料ラックを導入。
こういうの。

※LIXIL.HPより引用。


水切りラックと調味料ラックは標準プランからオプションで付けたけど、結構高かった。
吊り戸の下板に引っ掛けて使うカゴ状のものも安価で市販されてるけど、普段はしまっておきたいのです。
今まで引き出しの中にあったお砂糖や塩、スパイス類を上から降ろして使う。
その分調理台下の引き出しには今まで吊り戸最上段にあった土鍋やカセットコンロとかが置けるはず。


でも、コンロ周りのフライパンのフタやオイルポットは調理中お箸やお玉を片手に持っている状態で、すぐに使いたいからそのまま出しておくつもり。
調理台やシンクはスッキリしておきたいけれど、必要なものがすぐに使えないような収納の仕方はしたくない。


そのあたりを考えつつ、基本は標準プランのままポイントだけグレードを上げてみました。
オシャレではないけれど、スッキリとして2人で使いやすいキッチンになると思う。


コンロ下にはたまに1週間分のカレーやラタトイユを作るでっかい寸胴鍋、鍋、フライパン、オイル類を。



調理台下にはカトラリー類、まな板やお玉、包丁、土鍋、カセットコンロ、電気鍋。
あ、大阪人の魂、たこ焼き器もね。



シンク下にはザルやボウル、スライサー、ブレンダー、洗剤やスポンジの予備、缶詰やチューブものの予備などなど。



吊り戸の中には、使用頻度の低い製菓用品や、かき氷器、クレープメーカー、ワッフルメーカーとかが入る予定。


とにかくスッキリしたわ~(*´▽`*)ノ


コンロは16年前からIHを使っています。
熱が出ない、鍋底が汚れない、掃除しやすい、鍋から菜箸がはみ出ててもコゲちゃったりしない。
フラットなガラストップだから、コンロとして使っていない時は食材置いたり、調理スペースとしても使える。


今はガスコンロでも付いてる機能なのかもだけど、タイマー設定をよく使う。
煮物とかで5分タイマーして放置。切れたらピーピーお知らせしてくれるから落とし蓋外して最後に煮あげるのとか、弱火でコトコト1時間カレーやおでんを煮込むのとか。
あれはすごーく便利!



我が家予定地はまだまだ草ボーボーで、やっとやっと打合せが終わりかけ。
これから色んな職人さんの手をお借りして出来あがっていくんだけど、
今はまだ想像だけのおうちで、実感も喜びもこれからわいてくるのかな。


寝る前に、目をつむり新しい我が家を想像してみる。
ちょっとぼんやりしていて夢の一部みたいな感じ。


「明日、建ったらいいのにー」


と、オットに言うと笑われる。
オットは工事中毎日でも現場を眺めに行きたい派。
特に、基礎から躯体が立ち上がる瞬間は写真バシバシ撮るつもりだろう。
出来上がったら、きっと悲し気にこう言う。


「ええ~、もう終わっちゃうの?
出来る事ならもう一軒建てたいくらい!」

↑いやっ! それムリでしょ!!


半年後、多分建っている我が家に思いを馳せ、それぞれのワクワクを胸に眠りにつく。

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