家建てます!ブログ

滋賀県で高気密、高断熱の家を建てる記録。

【オット小話】寝室の換気を考える

オットです。新居に引っ越して二か月。
家作りもようやく終わり一時的に脱力してブログから遠ざかっていましたが、そろそろ充電できましたので、また思いついたことを書いていきたいと思います。


ヨメが何度か記事にしていますが、我が家にはCO2測定器があります。



買ったのは家が建つ前、ちょうど一年前くらいでしょうか。
こちらの機種となります。


二酸化炭素濃度トレンドモニター GDC-17



寝室で寝ていると、なんか息苦しいんですよね。
CO2の濃度は政府資料あたりを見てみると、5000ppm以下。推奨は1000~1500以下にすることというのがガイドラインであるようです。


でも、寒いから扉開けるのは嫌だと拒否されまして。じゃあ、数値みて決めようってことで購入。旧宅で測定した結果は次のようになりました。


無人状態     700-800ppm
入って10分ほど  1200ppm
2時間経過    2000ppm
起床時     2800ppm


換気設備がなく、扉の隙間くらいしか空気の入れ替えが行われないとC値測定不可の昭和の建物でもこんなに高くなるんですね。
扉を一部開放して寝るようにしたら起床時1300ppmくらいになったので、これ以上はどうしようもないと旧宅ではあきらめて生活していました。


そして引っ越し。新しい家は24時間換気。これで大丈夫、そう思っていたのですが。
初回テスト、起床時1870ppm!!


なんということでしょう。旧宅よりもマシとはいえ、結構高い数値じゃあありませんか。
換気量が足りていないのか?
そう思い、24時間換気を強に切り替えて、再びテスト。
ところが数値は下がりません。


落ち着け、俺。


ということで簡単に計算をしてみます。


我が家の床面積は約56㎡。簡易計算で2.5mの階高で二階分。
つまり56(床面積)×2.5(高さ)×2(階数)
気積280m3。
設計換気量が0.5として140m3。


流入換気口が4か所で、均等に入ってくると仮定すると、140m3÷4=35m3。


一方、人ひとりの必要換気目安量は一人当たり30m3。
つまり。寝室に人間二人、猫二匹が来ると30m3×2+1.5m3(猫二匹推測値)
61.5m3必要なのに35m3しか換気できていないってことになる。
そりゃあ、2000ppm近くになりますわ。


これを修正するには、
1.一人一部屋で就寝する(換気量を適正に)
2.35m3程度の換気ファンを壁に追加設置する。


1.は部屋数がないのでパス。
2.は木工事終わってしもてるやん。
で、さらにいえばファンの音するから就寝時にうるさいってなる奴やん。
あとは室内にファン向けたら負圧加圧とか、その辺のバランス大丈夫なんかなってところが気になりますね。


3.廊下の扉を開放、サーキュレーターを室内に向けてゆるゆる回す。


原始的&ファンの音うるさい&外の光が気になる。
でも、しょうがないんです。結局現在はこのスタイルに落ち着きました。
これで1000ppm程度。まあ、許容できる範囲でしょうか。


前に施主ブログ巡りしてた時に、夫婦二人、子ども二人で3000ppm超えたよ!みたいな記事も読んだことがあるので、家の計画時には気になる人はHMに相談するといいかもしれませんね。


1種換気で、各部屋の換気量調整できるような仕組みとかってあるんですかね?
私は3種換気しか見ていなかったので調べておりませんが、そういう機構があるのならそれはそれで結構魅力があるかもしれません。


このCO2濃度。高くなると頭痛、肩こり、体調不良、睡眠不足などになるかもしれない(必ずなるわけではない)と聞いていますので、CO2測定器はなんでも測って把握したい「マニアな施主さん」には楽しめる一品かと思います。
空気の流れとか、換気ルートとかなんとなくですがイメージしやすくなるかと思います。

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