【オット小話】 家の価格イメージを持とう
今回は家の価格について書いていきたいと思います。
まずは、必要最低限の性能を持った家の価格を算出してみます。
近年、大工さんの工賃が上がってきているのと、輸入建材の値上がりで
坪単価25万円、というようなローコスト住宅は望めなくなりつつあるようです。
※2020年現在聞いた話です。
そうなると家のほうは最低限の躯体(柱と壁だけ)は坪35-40万。
30坪で1100万くらい。
それにプラスして
外観(屋根+外壁材)200万
性能(窓+断熱材)200万
これらが最低必要になる予算かと思います。
ローコスト住宅を売りにしているHM/工務店の場合、
シンプルな作りのプランの場合 30坪の家で坪単価50万、1500万円位が
提示されるのではないかと思います。
ここから前出ブログで書き出した項目。
外観
・デザイン/見た目
・最新モデルかどうか
・カラーバリエーション
・キッチン、風呂、トイレなどの住宅設備
・間接照明、壁紙などの内装
性能
・耐震/対災害
・耐用年数
・気密
・断熱
・換気
これら一つ一つのジャンルごと、予算を割り振っていくわけです。
予算に段階をつけ、どのくらいかかるかを考えるのに
私の方で勝手な数字を割り振ってみます。
4段階にするとオプション料金のイメージは
1.必要最低 + 0万円
2.いい + 70万円
3.すごくいい +150万円
4.最高 +300万円
段階を一段上げるごとに価格は倍になる。
こんな感じで値段が上がる感じでどうでしょうか。
サンプルケース
モデルケースで考えてみます。
必要額 残額
予算 4000万
諸経費25% 800万 3200万
土地代金 1300万 1900万
外構/内装追加 150万 1750万
30坪躯体 1500万 250万
残り250万円。
ここから外観・性能のオプション価格を考えるとします。
仮にここで
・夫が性能で
気密「いい」+70万
断熱「すごくいい」+150万
合計 220万円を主張
・妻が外観
デザイン「いい」+70万円
住宅設備「いい」+70万円
最新モデル「いい」70万円
合計 210万円を主張
こうなった時に性能っていうのは目に見えない分すごく不利なのですね。
今までの固定観念があるから「そんなん暖房つけたらいいやん」 これで負けです。
モデルハウスとか建売住宅が最新の設備を入れるのも、このあたりの目につきやすい価値はインパクトが強いからなのでしょう。
性能を推したい施主で、配偶者からの理解が得られていない場合は
ぜひ断熱体験に参加するようにしてみましょう。
体感がないと、絶対に理解は得られないかと思います。
【ヨメのつぶやき】体感して納得したよ!