家建てます!ブログ

滋賀県で高気密、高断熱の家を建てる記録。

38話 縁起物

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いままでのあらすじ。
2019年11月。
オットが突然引っ越しだ!と宣言。
大阪ど真ん中からのんびり田舎暮らしへ。
オット両親、ヨメの4人の2世帯2軒で滋賀南部へ移住計画。
両親はひと足先に移住完了。その近くの我が家予定地に
家を建ててくれる工務店と打ち合わせを重ね、
着工日と工事の工程表が出来上がったところ。
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神様も仏様もオバケも信じていません。
だって見た事ないもん。


そんなヨメですが、家を建てるのが何だかうれしくて記念になるような事をしようと思います。
我が家予定地は造成されてからまだ何も建った事のない新しい土地。
土地の名前も地番だけで住所もまだない。


建つ前に何か家を守ってくれそうな、きれいなものを家の真ん中らへんに埋めたい。
んー、変かな?
よく風水とかで家のどの方角に何色のを置くと金運アップとかなんとかあるじゃない。
あれの縁起良さそうなバージョン?
と、思ったのです。


ヨメ、造形、デザイン系の仕事をしています。
自然由来の材料で白いお花が咲いているようなデザインの小さなものを作ってそれを埋める事にした。


変かな?
飾る、とかじゃなく埋める。
なんだか変な儀式みたい!?


ま、自分がそれで良ければいいんだから変かどうかは気にしなくてもいいんだけど、整地後、基礎着工までのわずかなタイミングに埋める、という事もあって担当してくれているフィックスホームの川尻さんに相談してみた。


川尻さん:はい。「鎮めもの」ですね。わかりました。


ええっ?えらいあっさり分かってくれた。 …てゆか「しずめもの」とは何ぞや?
そういうのがあるのね。
結構一般的なの?
よくわからないけど変な事ではなかったようで小心者なヨメ、ちょっとホッとした。


鎮めものについて調べてみると
通常だと地鎮祭があって基礎を造る前の更地の家の真ん中あたりに「鎮めもの」というのを埋めるらしい。
中身は人の形や刀、お金や鏡の形をした薄い金属板らしい。


ほー。
ヨメが埋めようとしている物とは違うけれど、趣旨は同じ。
土地の神様に


「これからここに家を建てるので、お鎮まり下さい。
工事の安全とこれから住む私達の平安をお祈りします」


そうそう。それが言いたいのよ。うん。


小心者で大雑把なヨメの出した結論。
まっ、言いたい事は同じだし、神様も「ん?いつものと違うな」って思うかもだけど、お花を供えて手を合わせるイメージだからいいんじゃないかな。うん。


縁起物、というカテゴリーでは風水をちょっと気にする。
それでお金がじゃんじゃん入って来たり、めきめきと健康になったりする事はないと思うけど(笑)
風の流れが溜まる空間ってのは健康に良くなさそうね。とか、鬼門は何かジメッとしたイメージがある。
間取りも風水をほんの少し気にした水回りの位置にしたり、何となく出来る範囲で配慮している。


今住んでいる家の鬼門にはヒイラギを植えている。
引っ越ししてきてお隣さんに挨拶しに行ったら「鬼門に植えるといいわよ」って頂いたのだ。
正直よくわからなかったけど、お隣さんだし言われた通りに植えておいた。
裏鬼門にはいつのまにか鳥が種を運んできたのか南天が伸びている。
確かヨメの実家では鬼門と裏鬼門には何も植えない、土を掘ったり触ってはダメ、というような感じだったかな。


よくわからないけど、とりあえず鬼門にヒイラギをまた植えようかな。
ふーん、裏鬼門は「難を転ずる」から「南天」なのね。
いやいや、新しい家の裏鬼門はコンクリで固めちゃうよね。南天の木は無理でしょ。


無くてもいいけど、ヨメ、ひらめいちゃった。


南天をデザインした何かをコンクリに埋め込んだらいいんじゃない?
うん。素材はタイルやガラスみたいな経年に強そうなやつ。
よく玄関アプローチのコンクリにビー玉を半分埋め込んでるのや、小さなタイルを並べて絵や文字書いてたりしてるの、あるよね。ああいう感じ。


ひらめいて作ったものを鎮めものと一緒にして、先日近くの神社でお祓いしてもらった時にもらったお札と一緒に飾っている。
マッチョ外構屋さんには先日の打ち合わせの時に、コンクリを打つタイミングを知らせてもらうようにお願いしておいた。


うん。これで縁起かつぐ系としては最強になったんじゃない?
あんまり信じてないけど(笑)


オットが引っ越し宣言した日、
はじまりの日より8か月と5日。

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