家建てます!ブログ

滋賀県で高気密、高断熱の家を建てる記録。

10話 汗ふーふー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
いままでのあらすじ。
2019年11月。
オットが突然引っ越しだ!と宣言。
大阪ど真ん中からのんびり田舎暮らしへ。
オット両親、ヨメの4人の2世帯2軒で滋賀南部で家探し。
チチハハの住む家は決まった。その近くに我が家予定地を購入。
そしてとうとう運命の工務店さんに出会った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


2020年。年が明けた。
今年中に引っ越しできるのだろうか…。
いつもと違うお正月にドキドキとワクワクする。
チチハハの家は5月頃引き渡しになった。
私達2人が住む土地は、購入前に地盤調査も済み、年末に無事購入。 
何社かの工務店さんに相談してその中の1社、フィックスホームさんにお任せしよう、って事になった。


年末に間取り図を渡して断熱材や窓、外壁、屋根材などの希望を伝えて
1月半ば頃、図面を引いてもらい金額を出してもらった。
そこからさらに窓の種類や高さなどの変更点、それに伴う価格の変更点などを洗い出して、フィックスホームのアドバイザー楢崎さんとメールでやり取りをする。


1月下旬頃、フィックスホームの完成宅見学会があったので、オットと二人で行ってきた。
寒い日だったけど、見学の人が何人か来ていて、スタッフさんも忙しそう。
このお宅は一種換気、この吹き抜けで明るさと暖かさを。パイプスペースはここ。
建築士の戸井田さんが付いて説明をしてくれた。


なるほど、吹き抜けってやっと作る意味がわかった。
今までの昭和な住宅って部屋を閉め切ってコタツや灯油ストーブで暖めて、お風呂や玄関は外と大して変わらないくらいの温度だったけど、
高気密、高断熱は家1軒丸ごとラッピングするイメージ。
それなら空気は家全体を循環させる方が合理的。
なおかつ吹き抜けの窓から入る太陽光の熱も入ったら出ていかない。


高気密・高断熱性能を測る数値がいくつかある。
数値が低ければ性能は高い、とする。
その数値を最初の10から4まで下げるのは比較的簡単。
そこから先、ある程度まで下げてしまえば次の0.1下げるのはかなり難しくなってくる。
コストもかかるし、その割にその0.1はあまり体感にはつながらない。
エコ住宅というのは、数値を極限まで極めた高コストな住宅の事ではない。
過剰なコストをかける事無く、過ごしやすいバランスのいい家だと思う。
戸井田さんがそういう事を話してくれた。


そういう方針に誠実さを感じる。
オーバースペックな高いなにかを押し付けてくるような事はしないと思う。
スペック、お財布、ランニングコスト、トータルバランスの良さを感じる。
おおげさかもしれないけど、まるで自分の家を建てる時みたいに考えてくれているように感じる。


いや、ごめんなさい。
決してパッシブを否定したいわけではないの。
あれは素晴らしい! 今でもそう思う。
ああそうよ、すっぱい葡萄ですってよ!
パッシブは私達には手が届きそうもない…。


一通り見て回ると暑い!!コートもフリースもとっくに脱いでいるのに。
オットを見ると額に大粒の汗が。
ちょっと、エアコン何度設定なのよ?
と思って見まわしてみるとエアコンが無い!
足元に小さな置き型の足元温風器がコロンとあるだけ。
室内の温度は24
「「ええっ、どういう事!?」」
戸井田さん「エアコン取り付けてないんです。床暖房も付けてません ( ー`дー´)キリッ 」
とりあえず事務所から持ってきた小さいヒーターと見学者の熱だけでこんなに暖かいんです。
…ていうか、暑い。 真冬の1月に。


高気密、高断熱ってそういう事なのね。
真冬に滝汗かきながら、私達は初めて実感した。


オットが引っ越し宣言した日、
はじまりの日より2か月と18日。

×

非ログインユーザーとして返信する