9話 ドローン??
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いままでのあらすじ。
2019年11月。
オットが突然引っ越しだ!と宣言。
大阪ど真ん中からのんびり田舎暮らしへ。
オット両親、ヨメの4人の2世帯2軒で滋賀南部で家探し。
チチハハの住む家は決まった。その近く、
我が家予定地は建築屋さんを決めるのに東奔西走。
家って色々~!
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パッシブハウスに夢中なオット。
しかし、いいものはいいお値段。
ま、聞くだけ…と、オットは滋賀近郊のパッシブ系、高気密・高断熱をやってくれそうな建築屋さんを探しまくる。
あるところでは、提示した金額では無理でしょ、と言われ、
あるところでは、坪約120万と言われ、ショボーンとして帰ってくるオット。
そんなある日、やっとやっと運命の出会いがありました!
とある工務店さんのOB施主宅訪問会へ行って、色々聞きまくったオット。
大体ここでドン引かれて、ウチは〇〇だからそんな無茶は聞けないよ、と追い返されちゃう。
でもその会社さんはそこで、詳しい社員さんと直接お話する機会を設けてくれた。
夫婦2人でその会社、フィックスホームを訪ねる。
気密、エコ住宅、そういった方向をコスパも考えつつ提案してくれる、らしい。
オットが最初に会った物腰の柔らかいアドバイザーの楢崎さん
それと、建築士で設計や現場に詳しい戸井田さん
オットが前もって楢崎さんに渡していた要望、質問リストを
戸井田さんが詳しく説明してくれる。
戸井田さん、色んな現場を見てきた実績が感じられる。
おそらくここの社長さんが新しい工法や考えに柔軟なのかな。
長年の実績と、新しい物事へ対する柔軟さが伺える。
戸井田さん、それはやった事があります。
そこをそうすると、これはこうなります。
と、具体的なお話をしてくれるので、とても安心感がある。
横でペンを持った楢崎さんがしっかりと私達の夢を文字に変えてくれる。
手の届かないオシャレパッシブではない。
でも、高気密、高断熱という私達のコダワリをしっかりと受け止めて、
それに向かって一緒に考えていきましょう!といった姿勢が感じられた。
ウチのオット、とにかく自分で把握しておきたい。
今の家も中古で買ってすぐ、床下にもぐり防蟻材を塗布して、柱が1本食べられていたところには油圧ジャッキを挟み、天井裏に入り換気ファンを取り付け、天井裏の温度、室内温度を把握するべく温度計を設置。もちろん各部屋には温度・湿度計がある。
屋根に登り汚れたスレート屋根をブラシでこすって屋根用塗料を自分で塗ったオトコだ。
近年大阪を襲った大きな地震や大型台風の後もやっぱり屋根に登り、近隣の家の屋根が大工さんが足りずブルーシートで覆われている中、ずれた瓦を自分で補修した。
とにかく質問がトンチンカン。
「二階のベランダから屋根に登りたいんですが、屋根勾配って何寸ですかね?」
楢崎さん、戸井田さん「「はぁ!?」」
「このヒト、自分の目で見たいんです。屋根の状態を!」
すかさずヨメも合いの手を入れる。
戸井田さん「…もしかして、ベランダ…屋根登るために付けるんですか?」
オット、ヨメ「「はい!」」
楢崎さん、戸井田さん、思わずのけぞる。
戸井田さんひらめいた。
「ドローン使って屋根見たらどうでしょう?」
おお! 戸井田さん、面白い発想するなぁ!
これまでの話の内容も、私達の標準的ではない希望を頭ごなしに否定せず、
柔軟に対応して受け止めてくれている。
オット、ヨメもそれまでの間取りにはこだわらず、
じゃ、ベランダは無しで。と、即決。
楢崎さんの柔らかな雰囲気と、戸井田さんの具体的で安心感のある対応。
オシャレパッシブ一本でもなく、大手でもない、普通の工務店さん。
そこで私達は心底ほっとした。
フィックスホームさん
リンク貼っときます。
↓
https://www.fixhome.jp/
オットが引っ越し宣言した日、
はじまりの日より1か月と24日。