家建てます!ブログ

滋賀県で高気密、高断熱の家を建てる記録。

27話 久しぶりのフィックスホームへ(IC打合せ2回目)

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いままでのあらすじ。
2019年11月。
オットが突然引っ越しだ!と宣言。
オット両親、ヨメの4人の2世帯2軒で大阪ど真ん中から滋賀県南部へ。
チチハハの住む家は5月頃引き渡し。その近くに我が家予定地を購入。
3月末、家を建ててくれる工務店と無事契約。
これからショールームを見て回り、外壁、キッチン、お風呂の色などを決めていく予定だったが、新型コロナウイルスの影響により色々と延期。
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車を買ったので、今回からは車で移動。
自粛期間内ではあるけれど、とにかく電車を避けて滋賀へ。


インテリア担当の川尻さんが出迎えてくれた。
全員マスクで打合せに臨む。


前回決めたのは、
家の外観部分、屋根・壁・玄関ドアの形や色。
窓サッシの色・室内のフローリング・ドアと取っ手の色、形。
階段のステップと手すりの色・クローゼットの色、形。


前回の決めた箇所は外観パースを見せてもらい、ひとつひとつ確認。


今回は玄関の床材。
前回カタログを見て3つ候補を出しておいた材の実際のサンプルから選ぶ。
玄関三和土(靴を脱ぐところ)と室内床を段差なしにしているので、メリハリは欲しいけれど、玄関が暗い色だとなんか嫌。という事で、淡い色合いのタイルっぽいのに決定。


そして室内の壁紙
分厚い辞書みたいな壁紙サンプルを持ってきてもらった。
おおお、こんなにあるのね。
以前大阪で家をリフォームした時は、自分達で壁や床を貼ったのだけど、
ホームセンターには2.3種類しか選択肢がなくて、結局その中で一番飽きのこなさそうな無難なやつを選んだ記憶がある。


川尻さん、もう1冊持ってきてくれた。
これは1冊目の辞書みたいなのよりさらにでかい絵本10冊分くらいありそうなやつ。
1冊目は基本プラン内でできます。2冊目のはアクセントで色やテクスチャーを足したいコダワリがあれば選んで下さい。という、ワンランク上の壁紙たち。


最近の流行りはトイレや浴室の壁、1面だけ色を変えるんだそうな。
おっしゃれ~。
川尻さんが、ああ、迷ってるなっていう時にいいタイミングでコーディネート案のヒントを出してくれるのが、すごくありがたい。


オットは「ヨメに壁全権委任する」と言ってくれたけど、トイレが全面ピンクだったりマリメッコ柄だったら嫌よね(笑)
オットの好みを推し量りつつパラパラしてみたけど、全部吟味するだけで時間がかかりそうだったのでサンプルを借りて家で選ぶ事になった。


次は脱衣所、トイレの床材。
前回決めたフローリングの床から続く脱衣所。
フローリングサンプルと並べて吟味する。
同系色だとメリハリがないかなぁ。
ヨメは南仏調のタイルに憧れがあるみたいで、テラコッタ調の大きなタイル模様を選んだ。


オット
「タイル、ダメー。なんか見ただけでキューッとする!!」
んんん?
キュー???
わからん。
ヨメにはわからないけど、とにかくトイレでタイル見たらビニールのフロア材なのにタイルのヒヤッとした冷たさを想像して血管がキュッとなって緊張するらしい。


結局オットの意見を取り入れてフローリングとはちょっと色味を変えた板張り調の床になった。


今回の内装決定事項はここまで。
続けて前回持ってきた「間取り大幅変更、吹き抜け拡大案」について、
設計士の戸井田さんとのお話に入る。


吹き抜けを大きくしてしまった為に、リビング階段の上に大きな梁を入れなくてはならず、梁、大嫌いなヨメが「絶対むり!!」な為、梁を隠して壁にしちゃおう。
というわけで、前回の打ち合わせから今回までの間に改定案が何度かメールで行き来してたのだ。
現在の図面は、リビング階段の上がり1段目にドア1枚くらいの開口部があり、そこから2階まで階段は壁に覆われている感じになっていた。


階段が暗いなぁ。
階段からリビングを見下ろしたかったなぁ。
でも、梁嫌い!
ううう~ん…。


戸井田さんが新しい案を提示してくれた。
「ここに柱を入れたら横の大きな梁がなくてもいけるかも知れません」
オット、ヨメ「「おおおお!!!」」
じゃ、ここの仕舞いはどんな風に?
ここの階段下は高さどれくらい?
など、色々な寸法を聞いて頭の中で思い描いていく。
最終的に構造計算をかけてみてからでないとわからないけど、
階段からリビングが見えるようになった!



戸井田さん、素敵!!


吹き抜けのガラス戸の1階の天井付近、左右に火打梁を入れて補強するのだけど、
ヨメ、その三角の梁もなんか嫌で塞いでもらう事になっていた。
リビングの天井角に三角形の小さな天井が出来るイメージ。
戸井田さん「ところで、ここのリビングガラス戸、ロールカーテン付けますよね?」
それを引っ張る紐がその火打梁とガッチャンコしてしまう事に気が付いてくれた。
対案その① 梁の内側に穴開けて通す。
対案その② 紐を中央に寄せて梁の下の左右にガイドを付けて紐を渡し、左右から垂らす。
穴開けると不細工だしなぁ。
左右に紐分けます。
アイデアマンの戸井田さんのおかげで打ち合わせがとってもスムーズ。


打ち合わせのお部屋の壁には、今までフィックスホームで家を建てた施主さんからの言葉と写真が飾られている。
多くの人はアドバイザーの楢崎さんのお人柄や、スタッフさんの心のこもった対応などに感謝を書いているけど、
私達にとって、ここに決めた一番の理由は写真では絶対に笑わない男、戸井田さんの設計に関する知識量、実績、柔軟なアイデア力なのだ。
もちろん、楢崎さんも川尻さんも大好き。
「ウチの方針」を押し付ける事もなく、さりげなく今までの実例を交えて提案してくれて、私達のわがままをにこにこと聞いて下さるお2人には感謝しかない。


でも、
戸井田さん。
この方がいなければ、私達(主にオットのコダワリ)の家は建たない。
建ってしまえば見えない壁の中や床下、屋根材など、家の一番大事な部分をこだわりたいオットの事を分かってくれて、細やかな配慮をして下さる。
もう、戸井田さんに惚れてここに通っている、と言っても過言ではない。


梁や構造部分の打ち合わせの終盤頃、戸井田さんがふと気が付いて、


「そういえばここの柱、何か使われるんですか?」


と、図面の玄関ホールを指さした。


あれれ?
玄関ホールの三和土の角っこに柱が1本立っている。
間取り図で言う所の黒いがひとつ。


なぜここに柱が!?


オット「あっ!間取り図制作してたソフトで、ここに三和土を作ると勝手に付いてきちゃった柱!
…それがそのまま忠実に工務店で出してくれた図面に再現されている。


そうよね。
これでお願いします。と、出した図面を元に書いてくれたのだから、何かに使うんだろうか、と思いながら柱、付けてくれたんだよね。


ちがうんです。ソフトが…ソフトが勝手にっ!!


川尻さんも「私も何かに必要なのかなって思ってました」
そうよね。


あああ、戸井田さんがツッコんでくれて良かった。


柱、消しときますね。
うん、うん。
こんなところに柱はいらん。
すっごい邪魔な位置にあるし。


戸井田さん、グッジョブ!


オットが引っ越し宣言した日、
はじまりの日より5か月と21日。

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