家建てます!ブログ

滋賀県で高気密、高断熱の家を建てる記録。

7話 見ちゃダメ~!! パッシブハウス

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いままでのあらすじ。
2019年11月。
オットが突然引っ越しだ!と宣言。
大阪ど真ん中からのんびり田舎暮らしへ。
オット両親、ヨメの4人の2世帯2軒で滋賀南部で家探し。
チチハハの住む家は決まった。その近く、
我が家予定地は建築屋さんに5社相見積もり中。
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それぞれ見積もりを出すのに2週間ほど下さい、と言われ暫しマテ!状態。
しかし大人しくマテが出来るオットではない。
どっぷり「高気密・高断熱」にはまり、ネットの海を大航海時代。


そこで出会ったのが「パッシブハウス」という考え。
日光だけで冬温める、らしい。 そんな無茶なー!
しかも元々ドイツの発想、らしい。
そして…
「どう考えてもお高くなるよねー」


PCにかじりつき、ブツブツつぶやくオット。
オットよ…。見ちゃダメー! 目の毒ーー!


そうこうしているうちに各社ポツポツとお返事が来た。


・1社目 ローコスト系 坪単価45万 まー安い。
・2社目 社内内規により破談。
・3社目 まだお返事なし。
・4社目 打合せに行くも「気密?自然の風が一番ですよ!」と言われて首ひねりながら帰宅。 その後、見積もりは送られて来ず、連絡もない。
・5社目 電話したら「担当がいないんで~伝えときます~」当然その後連絡なし。


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【オット小話】


3-5社目に関しては当然と言える結果。というのも不動産屋が仲良くしている、ということは開発ディベロッパー系。注文住宅のウエイトは限りなく低い。
基本建売を、新しく開いた住宅予定地に建築条件付き、または建売で出す。
ということは「気密」「断熱」まして間取りを勝手に書いてくるような客は面倒極まりないわけで。
4社目はそんな話を受けた開発不動産屋がさらに知り合いの暇をしている下請けに投げた話。自然派というけれど、ぶっちゃけ化石型工務店。だから自然派を装って地産地消で無垢の床に漆喰の壁、を押して来たわけだ。


※工務店にはいくつかのパターンがある、と論じたのは「せやま」さんの「グッシン」から。何社もまわっている人ほど分かる、かなり秀逸な記事があるので施主候補のかたはざっと読んでみて損はない。笑えて、参考になります。


これは当初安い家でいいかな、と相談した私のミスである。
坪40万くらいから50万くらいでなんとかなるかなあと気軽に聞いたもんだから、こうなる。仕事のできるA社の不動産営業の彼は決して間違ってはいない。
打ち合わせまで一週間あるからと調べ始めた私の方が明らかに間抜けとしか言いようがない。


ローコストで建てられる家から、高気密高断熱への急な舵切り。


ああ、この勉強が無ければ。何も知らず今まで通り、寒くて、居心地の悪い家に安い値段で住んだのだろう。一体どちらが幸せだったのか。未だに分からない。


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そして約束の2週間が過ぎ、マテ!の出来ないオットは新たなる標的(!?)を求めて動き始めた。


オットが引っ越し宣言した日、
はじまりの日より1か月と12日。

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