17話 カタログ重っ!
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いままでのあらすじ。
2019年11月。
オットが突然引っ越しだ!と宣言。
オット両親、ヨメの4人の2世帯2軒で大阪ど真ん中から滋賀県南部へ。
チチハハの住む家は5月頃引き渡し。その近くに我が家予定地を購入。
3月末、家を建ててくれる工務店と無事契約。
これからカタログやショールームを見て回り、
外壁、キッチン、お風呂の色など細部を決めていく予定。
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無事、契約から帰ってきたオット。
カタログとサンプルを山盛り預かってきた。
まず、この推定15cmはある重くて分厚いヤツからやっつけよう。
えっと…。
これは、玄関の靴を脱ぐスペース、三和土(たたき)のサンプル。
えっと…。
基本プランの料金で出来るのは、このページからこのページまでの厚さ3cm。
あれま!オットよ。
3cm分しか見ないものを15cmも持って帰ってきたのね…。
玄関ホールと三和土をバリアフリーにしたくて段差を付けない事にしたので、
室内のフローリングの木目調とは色や質感の差をつけたい。よって木目調のは却下。
ここまでは同意見。
そこから
オットはリノリウムっぽいのやコンクリっぽいシンプルーなヤツを候補に選んで、
ヨメは南仏ぽい明るいレンガ色のタイル調のをいくつか候補に選んだ。
20年近く一緒に暮らしてても知らなかった好みの差にお互いおののく。
ヨメ。「えー。だってこのリノリウムっぽいのんって…。結婚前オットの住んでたボロアパートの玄関床と同じに見えるんだけどー。。。」 (原点回帰かしら。。。ぼそっ)
オットはオットで、「ちょっとカッコつけすぎじゃない?なんで南プロヴァンス風やねん。。。」(ここ日本やぞー。ぼそっ)
オット、ヨメ「「ま、とりあえず候補ってことで!」」
さ、次行こう。
フローリングの色と室内の扉の色や形。
ヨメは明るい色がいいなぁ。
オットはちょっと落ち着いた色がいいなぁ。
オット、ヨメ「「ま、候補だけ出して次行こう!」」
室内扉のガラス位置で意外と好みの差が出た。
ヨメがこれがいいなー。というやつはオットことごとく生理的に受け付けない!という。。。
玄関ホールからリビングへ続く扉は採光ガラス窓が付いているのがいいね。が共通意見。
窓の位置が
オットは上半分だけ窓のがいい。
ヨメは全面タテにスリット状にガラスが入っているのがスッキリして見えそう。
ううう~~~ん。。。
じゃ、一度視点を変えてみようって事で、
間取り図ソフトを立ち上げ、3Dに切り替え、玄関ドアを開けると…。
タテスリットドアが。
オットよ。
あなたがこれ選んだんじゃないの?
【オットのひとこと】
違う、それはデフォルトなんです。切り替え出来ないんですよ。
おお??ううう。。。
しばらくソフトの中の玄関ホールをうろうろしていたオット、
「…じゃ、これで。」
ヨメ勝利~(^o^)丿
我が家、夫婦2人暮らし。猫の行き来もあるから基本的に扉は開放的な家だ。
たまに遠方の友達が泊まりに来る時だけしか閉めないドアがいくつかある。
そのドア、どうするよ?
別にそんなにこだわらなくてもよくない?
うん。うん。
じゃ、カタログの一番左上の一番やっすいやつで。
はい、決定ー。
そんな調子で意見の相違はあるものの、比較的サクサクと決まっていく。
さて、家の玄関、外壁、屋根。
屋根も外壁もガルバリウム鋼板にするのはすでに決定している。
しかし、屋根のサンプルだけ無い。
そして屋根の色って確か結構選択肢少なかったような…。
屋根が決まらないと壁が決めれない。
壁が決めれないと玄関ドアの色も決めれない…。
そして、今、夜。
部屋の明かりは昼光色でちょっと黄色っぽい。
これでカタログの色見ても実際は違うよね。
夫婦そろって色にはかなり細かい。
はい。次の日にしましょ。
オットが引っ越し宣言した日、
はじまりの日より4か月と28日。