家建てます!ブログ

滋賀県で高気密、高断熱の家を建てる記録。

【オット小話】 施主として考えたこと ①  間取りと風水

■間取りについて


建築ブログや、施主ブログでどこでも書いていますが


「自分でファーストプランを書いていくのはやめろ」


このタブー、私は知らずに思いっきりやっちゃってます。


なぜかって?
我が強いからではないでしょうか(遠い目)


土地は先に押さえたので、この土地から逆算して、家を想像します。
間口から駐車場所はおのずと決まり、そうすると庭位置も決まります。
建蔽率から最大の建築坪数が出ますが、二人暮らし、目いっぱい建築せずにいくなら、隣との空間はそこそことれそう。


入口位置からホール、風呂、トイレ。LDKを取れば二階は寝室と趣味のスペース。
このあたりは自分たちの生活スタイルを、どのくらい確立しているかによって違うと思います。
私たちは自営二人の頑固者、今後は老いるだけなのでライフスタイルの変化もある程度予想可能です。


自分たちの好みやこだわりを知っているのは本人たちのはず、という
強い思い込み(よくないんですけどね)があると、自分で設計すればいいじゃんってなりますよね。


でも、本来施主はプロの設計やコーディネーターに聞き取ってもらって、助けを借りるほうがはるかにうまくいくと思います。
経験もアイディアも知恵も、素人がかなうはずがないですから。


それなのにファーストプランを施主が持ち込むと、会社としてはそれに沿った提案しかできなくなるでしょう。
わざわざ逆らわなくても、提案に沿えば無難にまとまるから。
そのあたりが「やめておけ」につながるということです。



■風水について


基本フラットです。ただ、経験としての知恵、あとは感覚の話として理解できる部分は取り入れました。


風水は怖がりの人に配慮?


風水の教え1
澱むところ、光が入らないところを作らない


光が届かない。風が入らない。視界が通らない。
これは危険である、というのは動物の感覚部分ではないかと思います。


自分が洞窟に住む生き物だとして想像してみます。


空気が通らない → 窒息する、湿気が溜まる、ホコリが溜まる
湿気がたまる  → 病気、カビ、昆虫、腐敗のもと
視界が通らない → 危険な外敵に待ち伏せされる、逃走できない
光が入らない  → 逃げられない、消毒されない、気温が上がらない


こう言った予兆が感じられると、落ち着かない。
人によって違うのでしょうが、私は感覚が強めに出ることが多いので、素直に取り入れたほうが落ち着けそうでした。


家を複雑化しない、凸凹を作らない。
家の中央に階段や収納を作らない。
階段下収納、トイレは避ける。


個人的に廊下が90度で折れて視界が通らないところとか、影や暗闇、狭い空間が苦手、というかおっかなく感じる怖がり。
そこで廊下は1800幅で、できるだけ直線を意識して設計しました。
このあたりは個人の強い(感覚の部分)こだわりで、人に伝えるのは難しいです。


他にもトイレ、風呂に窓はいらないという意見もありますが、採光が取れるフィックス窓は私にとっては必要になります。
そこは出口にならないんですが(FIX窓は開口しないので)それでも気持ちは落ち着く気がします。


人によってはあかりや脱出口よりも、人の視線を防いだり、防犯のほうが大事に感じる人も多いのでしょうね。
好みの差だろうと思います。



風水の教え2
トイレの匂いはきちんと遮ること。
水回りはまとめること。
日当たりのいい南・西は衛生を遠ざけること


気温管理ができるようになったのはこの50年ほどです。
それまでトイレも台所も腐敗、病気の原因になりやすいと考えれば、気温が低い北側にまとめる、というのは理にかなっています。
私は水道、排水をまとめれば建設コストが下がるという面から配置を考えました。
さらに言えば、風呂から景色を眺めるという希望もなかったので、台所、トイレ、風呂はひとまとめに北側に設計。


風水の教え3
鬼門、裏鬼門、金運など


鬼門・裏鬼門に出入口を作らないとか、金運がうんたか。
このあたりは軽く眺めてまあ、参考程度に。
出来ればまあ、やっとこうかくらいです。
難を転ずるから南天、と言われても、はあそないでっか。くらいしか言えないですよ。


間取りは制限との戦いでした。こっちを立てればあちらが立たず。
上手くいったかと思えば動線がめちゃくちゃだったり。
制限が多いパズルだと開き直って、楽しんだように思います。


次回は断熱・気密について書こうかと思います。

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