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いままでのあらすじ。
2019年11月。
オットが突然引っ越しだ！と宣言。
大阪ど真ん中からのんびり田舎暮らしへ。
オット両親、ヨメの4人の2世帯2軒で滋賀南部へ移住計画。
両親はひと足先に移住完了。
その近くの我が家予定地で工事が始まった。
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着工日から32日。

朝7：30現場入り。

我が家予定地、ほんのちょっと前まで草ボーボーだったのが、今は土台が出来上がり、前日に足場が組まれている。

今日はいよいよ上棟式。
オットと一緒にワクワクと工事を見守る。

大工さんは山口棟梁とその仲間たち。フィックスホーム社員さんを含め総勢9人。
木材屋さんが2人
クレーン操縦が1人

土台に柱がはめ込まれていく。
家の形になる、始まり。

クレーン車で木材を家の各所に運び込むんだけど、我が家、家の前に電線がいくつかあってそれをまたいでの作業となる。
時には電線と電線の間1m幅くらいの隙間を幅90cmの木材を斜めに吊り下げて運び込む。
クレーンの職人さんはスーっと上げて電線を見切った所でグイーンと上げる。
思い切りがいい。
そうよね、これ、迷いがあると小さな風でも結構揺れちゃうもんね。
そのグイーンがめっちゃかっこいい！

みんな黙々と作業してるのに「あ・うん」の呼吸で動いている。
何ひとつ無駄のない動きで、それぞれの仕事をテキパキとこなしているのが見ていて気持ちいい。
手が空いた人が時折出たゴミを片付けている。

天気は曇り時々晴れ。ムシムシしてるけど、カンカン照りよりはマシ。

1階部分の柱が建ち通し柱が何本か建った。

そして、吹き抜けの構造上補強が必要な箇所にはぶっとい梁を入れてもらう事になっている。
ひえ～！　超ぶっとい！
450mmなんですって！

そうこうするうちに木材屋さんのトラックがやってきた。

そうそう！これこれ！
「一重目野地」「二重目野地」

そうなんです。
我が家、屋根が2重構造なんですよ。

まず屋根の垂木があるでしょ。
その上に1重目の野地が敷かれる。
そこに透湿防水シート。
その上に垂木を打ち付けて、通風層を確保。
そして垂木の上に2重目の野地→アスファルト系防水シート→ガルバリウム剛板の屋根！！！

屋根の上に屋根～！

屋根って家が古くなるとどうしても雨漏りとか気になるよね。
ヨメ実家（日本瓦に太陽光ソーラーを乗っけている）も築後30年くらいで雨が降ると屋根裏からポタンポタンと音がしていた。

オットの実家（陸屋根、金属屋根）でも雨漏りしてたらしい。
今住んでいる家も築30数年。そろそろ雨漏りが気になるところ。

しかも、屋根修繕ってお金めちゃくちゃかかる。
あと30年くらいはノーメンテで行きたい。
そこまで持ってくれたら後は老人ホームね（笑）

そんな事を考えながらオットが一生懸命考えて出した結論が
「屋根に屋根乗っけちゃう！」
なんだそうで。
重くなりそうだけど、屋根材自体は軽いガルバだからね。

1階部分が出来上がり、梁が入り、2階部分の床が張られ、
家の形になってきた。

屋根裏の一部が出来て、屋根の垂木が取り付けられていく。

屋根の上に防水シートが張られていく。
これはオットコダワリの透湿するやつ。

設計の戸井田さんの提案で、1重目のシートは湿気を逃がすやつで外側の2重目のシートはガッチリ防水のやつ。

初めて滋賀で不動産屋に行った時は
「ガルバは雨音うるさいっすよ～」って聞いて、うわ、どうしよ。って思っていた。

いやいや、雨音どころか、熱も、音も、水も、通さない屋根、出来ちゃったよ～（笑）

屋根を眺めながらオットとホクホクしていると、壁材も入りだした。

壁が出来てくると一気に家感強くなるわ～。

職人さん達が1日頑張ってくれてもう夕方。
大工仕事を終えた職人さんたちが家丸ごとブルーシートで包んでいる。
シワにならずにピシーッと貼るのがすごい～。

工務店の家づくりアドバイザーの楢崎さんが筆と木材を持ってきた。
幣串？棟札？っていうのかな？
屋根裏に飾る魔除けのお札。

オットは字が汚いからヨメに任せる～、と言って逃げていった。
ヨメは書道初級（そんなに威張って言える級ではない汗）
たま～にお写経もしたりするから筆は大丈夫！
この家が建っている限りずっと残るものだからちょっと緊張した。

書き終わったらフィックスホームの楢崎さんの進行で簡単な上棟式が始まった。
棟梁を筆頭にみんなで二礼二拍手一礼。
棟梁がお酒を四隅にまき、続いてオットが米を、ヨメが塩をまいていく。
オットが簡単な挨拶をして終わり。

最後に今日1日頑張ってくれた棟梁、職人さん、工務店の方たちに、ご祝儀とビールを持って帰ってもらった。

今日1日で家の形が出来上がった。
オットもヨメも今まで間取り図ソフトの3DでPCモニター上でしかなかった新しい我が家が、ようやく現実のものとなってきて実感も湧いてきた。

1日頑張って頂いた職人さん達も大変だったけど、1日上棟に張り付いて写真パチパチ撮る施主も疲れたよー。
オットは三脚据えてタイムラプス撮ってた。
あとで見ると一瞬で家が建っていくのが面白い。

次のイベントは
・YKKAPW430設置
・気密検査
・壁断熱材の仕込み

このあたりがお盆を挟んで8月中に出来上がる予定。
また、日取りが決定したら現場監督稲田さんに教えてもらうようにお願いした。

オットが引っ越し宣言した日、
はじまりの日より9か月と7日。